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韓国留学の教科書 — STEP 1. 費用

韓国留学の費用 完全ガイド【2026年版】

最終更新: 2026年6月12日 | 金額は各機関の公式発表に基づく(改定されることがあります)

韓国留学を考え始めて最初に気になるのが「結局いくらかかるのか」。この記事では、 語学堂(語学留学)・正規留学(大学進学)それぞれの学費、毎月の生活費、渡航前にかかるお金、 そして日本人が見落としがちな保証金と健康保険まで、 大学公式サイト・政府機関の一次情報をもとに整理しました。

※ 本記事の円換算は「1,000ウォン ≒ 100円」の概算です。実際の為替レートは変動します。 ※ 学費・保険料などは毎年改定されるため、最終確認は必ず各機関の公式情報で行ってください。

1. まず結論 — 1年間の総額目安

先に全体像です。住まいのタイプ(寮かワンルームか)で大きく変わりますが、 ソウルでの1年間のおおまかな目安は次のとおりです。

ソウル基準の目安。地方都市は住居費を中心にこれより下がる傾向。
タイプ学費(年)生活費(年)合計の目安
語学留学(語学堂・年4学期)約744万ウォン(延世の例)約1,040万〜1,960万ウォン約1,780万〜2,700万ウォン(約180万〜270万円)
正規留学(国立大・人文系の例)約488万ウォン(ソウル大の例)約1,040万〜1,960万ウォン約1,530万〜2,450万ウォン(約155万〜245万円)
正規留学(私立大)大学・系列により大きく異なる同上大学別の入学ガイドで確認

「語学留学より正規留学(国立大)の方が学費は安い」ことに驚くかもしれません。 語学堂は年4学期制で学期ごとに授業料がかかるのに対し、大学は年2学期制で、 国立大の授業料は日本の国立大(年間53万5,800円が標準額)と同水準以下のことが多いためです。 それぞれの内訳を見ていきます。

2. 語学堂(語学留学)の学費

語学堂(어학당)は大学付設の韓国語教育機関で、ほとんどが1学期10週・年4学期制。 午前クラス(9時〜13時)が基本です。主要大学の正規課程の費用は次のとおりです。

2026年6月時点の公式案内。教材費は別途。
語学堂授業料(1学期)選考料(出願時)
延世大学校 韓国語学堂(正規課程)1,860,000ウォン(約18.6万円)120,000ウォン
高麗大学校 韓国語センター(正規課程)1,800,000ウォン(約18万円)120,000ウォン

»出典 — 延世大学校 韓国語学堂 / 高麗大学校 韓国語センター

主要大学の語学堂はおおむね1学期180万ウォン前後と考えておけば大きくは外れません。 1年(4学期)通うと授業料だけで約720万〜750万ウォン(約72万〜75万円)。 このほかに学期ごとの教材費(別途)と、最初の出願時の選考料がかかります。

なお、語学堂への入学にTOPIK(韓国語能力試験)の成績は必要ありません。 入学後のレベルテストでクラスが決まるので、「韓国語ゼロだから留学できない」ということはないです。

▸ 詳しくは「主要語学堂の比較(延世・高麗・西江・梨花・成均館)」で解説予定です。[準備中]

3. 正規留学(大学)の学費

学部(正規留学)は年2学期制です。例としてソウル大学校の外国人特別選考(2026年度募集要項)では、 授業料は学部系列ごとに次のように示されています。

ソウル大学校 2026年度 外国人特別選考 募集要項より。2027年度は変更の可能性あり。
項目金額
人文系の授業料(1学期)2,442,000ウォン(約24.4万円)
工学系の授業料(1学期)2,998,000ウォン(約30万円)
出願料70,000ウォン

人文系なら年間約488万ウォン(約49万円) — 日本の国立大の標準額(年間53万5,800円)より安い水準です。 私立大は大学・系列(人文/理工/医薬・芸術)によって差が大きく、出願料も大学ごとに異なります (例: 延世大学校の学部出願料は150,000ウォン)。

日本と違うポイント — 「入学金」がない

日本の大学では入学金(国立28万2,000円・私立は20万〜30万円台が多い)が大きな初期費用ですが、 韓国の学部では入学金(입학금)が2023学年度から全面廃止されています(大学院は対象外)。 初年度の負担構造が日本と違うので、日本の感覚で「入学金+前期授業料」を見積もる必要はありません。

大学別の正確な学費・出願料・奨学金は、募集要項そのものを確認するのが確実です。 キムチスシでは主要大学の募集要項を日本語で分析・整理しています:

▸ 詳しくは 韓国大学 入学ガイド(大学別の募集要項を日本語で整理) をご覧ください。

▸ 詳しくは ソウル大学校の入学ガイド(日程・資格・学費) をご覧ください。

▸ 詳しくは 韓国大学の募集要項の読み方(STEP 2) をご覧ください。

4. 毎月の生活費

ソウルでの1か月の生活費の目安です。住まいのタイプで大きく変わるため幅を持たせています。

2026年時点のソウルの相場感(目安)。地方都市は住居費を中心に下がる傾向。
項目月の目安メモ
住居40万〜80万ウォン寮・コシウォン・ワンルームで大きく変動(次章)
食費30万〜50万ウォン学食・外食中心の場合。自炊で節約可
交通5万〜8万ウォンT-money(交通カード)。学校近くに住めば圧縮可
通信2万〜5万ウォン格安SIM(알뜰폰)なら下限寄り
交際・雑費10万〜20万ウォン個人差が最も大きい項目

合計すると月およそ85万〜165万ウォン(約8.5万〜16.5万円)。 「実際いまの相場はどう?」という生きた情報は、記事末尾のQ&Aから在韓日本人の先輩に直接聞けます。

5. 住まいの初期費用と保証金 ★日本と違う

費用計画で日本人が最もつまずくのがここです。韓国の賃貸制度は日本と根本的に違います。

日本と違うポイント — 保証金(보증금)の桁が違う

韓国で一般的な月貰(ウォルセ/월세 = 月払い家賃)契約では、 家賃とは別に保証金を数百万〜1,000万ウォン(数十万〜100万円)単位で預けるのが普通です。 日本の敷金(家賃1〜2か月分)とは桁が違います。さらに、保証金を大きく積んで月家賃をゼロにする 伝貰(チョンセ/전세)という韓国独特の制度もあります。 一方で礼金・更新料の文化はなく、保証金は退去時に原則全額返ってきます
ソウルの一般的な相場感(目安)。地域・築年数・時期で大きく変動します。
住まい保証金月額の目安向いている人
大学寮なし〜小額40万〜70万ウォン程度初めての留学はまずこれ。学期単位で前払いが多い
コシウォン(고시원)原則なし40万〜60万ウォン程度保証金を用意できない場合の現実解。狭いが家具付き
ワンルーム(월세)500万〜1,000万ウォン規模50万〜70万ウォン程度+管理費1年以上住む人。保証金の準備が前提
シェアハウス小〜中規模40万〜70万ウォン程度保証金を抑えつつ個室が欲しい人

結論として、最初の学期は寮かコシウォンで始めて、 現地感覚がついてから家を探すのが資金的にも安全なルートです。

▸ 詳しくは「家探し完全ガイド(寮・ワンルーム・コシウォン・チョンセ/ウォルセ)」で解説予定です。[準備中]

6. 渡航前にかかる費用

学費・生活費のほかに、日本にいる間にかかるお金です。

項目金額メモ
出願料(選考料)語学堂 120,000ウォン前後 / 学部 70,000〜150,000ウォン大学により異なる(上記参照)
TOPIK受験料(日本受験)TOPIK I 5,000円 / TOPIK II 7,700円正規留学・奨学金で必要になることが多い。日本では年3回(4・7・10月)実施
ビザ申請残高証明(財政立証)書類が必要基準額・手数料は管轄公館の案内で要確認(下記)
航空券(片道)数千円〜3万円台(目安)LCC・時期で大きく変動
書類準備数千円〜数万円卒業・成績証明の発行、アポスティーユ、翻訳など

»出典 — 韓国教育財団 TOPIK日本公式(受験料改定案内) / 駐日本国大韓民国大使館(ビザ案内)

ビザ(語学留学は91日以上でD-4-1、学部・大学院はD-2)の申請では、 学費・滞在費を支払えることを示す財政立証書類(銀行残高証明など)が求められます。 必要な基準額は一律には公表されておらず、管轄の大使館・総領事館や時期によって案内が異なるため、 必ず申請先の公館の最新案内で確認してください。

▸ 詳しくは「D-2/D-4ビザ申請ガイド(必要書類・財政立証)」で解説予定です。[準備中]

7. 健康保険 ★日本と違う

日本と違うポイント — 加入は「選択」ではなく「自動」

韓国では留学生も国民健康保険(국민건강보험)に自動加入します。 D-2(留学)ビザは入国(外国人登録)とともに、D-4-1(語学研修)は入国6か月経過時点で自動的に加入扱いになり、 脱退は選べません。保険料は毎月発生する固定費なので、最初から予算に入れておく必要があります。

留学生には保険料の軽減制度があり、2026年基準の留学生保険料は月79,320ウォン(約7,900円)です(毎年改定)。 年間にすると約95万ウォン(約9.5万円) — 見落とすと痛い金額なので、必ず織り込んでください。 加入後は韓国の病院を日本の保険診療と同じ感覚で使えるようになります。

»出典 — 国民健康保険公団 — 外国人・在外国民の健康保険適用案内

▸ 詳しくは「入国後にやること(外国人登録証・銀行口座・健康保険)」で解説予定です。[準備中]

8. 費用を抑える方法 — 奨学金・アルバイト

GKS(韓国政府招請奨学金)

韓国政府のGKS(Global Korea Scholarship)は、学部・大学院を対象に 授業料・往復航空券・毎月の生活費(月90万〜100万ウォン水準、募集年度の要項による)などを支給する フルスカラーシップです。競争率は高いものの、採用されれば留学費用の大部分がカバーされます。 募集は毎年で、日本からは大使館推薦・大学推薦のルートがあります。

»出典 — Study in Korea(韓国政府運営) — GKS案内

大学独自の外国人奨学金

多くの大学が外国人新入生向けに、TOPIK等級や入学成績に応じた授業料減免奨学金を用意しています。 条件は募集要項に明記されていることが多いので、大学別の入学ガイドの奨学金欄をあわせて確認してください。

アルバイト(時間制就業)

日本と違うポイント — 事前許可が必要

日本の「資格外活動許可(週28時間)」の感覚でバイトを始めてはいけません。 韓国の留学生アルバイトは出入国当局への事前の時間制就業(시간제취업)許可が必須で、 許可される時間も在学課程やTOPIK等級などによって変わります。 無許可のアルバイトはビザに直結するリスクがあるため、必ず許可を取ってから。 制度の詳細は別記事で扱います。

»出典 — HiKorea(法務部 出入国・外国人政策本部)

▸ 詳しくは「留学生アルバイト完全ガイド(時間制就業許可)」で解説予定です。[準備中]

9. よくある質問

Q. 半年(2学期)だけの語学留学ならいくら?

授業料2学期分(延世の例で372万ウォン)+生活費6か月(約520万〜980万ウォン)で、 合計およそ900万〜1,350万ウォン(約90万〜135万円)が目安です。

Q. 韓国語ゼロでも語学堂に入れる?

入れます。語学堂の入学にTOPIKは不要で、入学後のレベルテストで初級クラスから始められます。 TOPIKが必要になるのは主に正規留学(学部出願)や奨学金申請のタイミングです。

Q. 奨学金だけで留学できる?

GKSのようなフルスカラーシップなら可能ですが、競争は厳しめです。 現実的には「大学の授業料減免奨学金+生活費は自己資金(+許可を取ったアルバイト)」の組み合わせが多数派です。

読んで分からなかったことは、そのまま質問できます

この教科書は読んで終わりではありません。キムチスシの留学掲示板で質問すると、 韓国現地のメンバーや在韓日本人の先輩が自分の経験をもとに答えてくれます。 記事に書ききれない「いまの相場」「実際どうだった?」はこちらでどうぞ。

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出典一覧(一次情報)

本記事は2026年6月時点の公式公開情報に基づいて作成しています。学費・保険料・受験料などは毎年改定されるため、 出願・契約の前に必ず各機関の最新の公式情報を確認してください。

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