韓国留学の教科書 — STEP 5. 入国・定着

韓国留学 入国後にやること完全ガイド【2026年版】

最終更新: 2026年6月14日 | 制度・金額は各機関の公式発表に基づく(改定されることがあります)

ビザを取って韓国に着いたら、次は「定着」のための手続きが待っています。日本国籍で90日を超えて滞在する留学(D-2・D-4)では、 入国してからやることが日本とかなり違います。とくに外国人登録(외국인등록)と国民健康保険(국민건강보험)は、 「やってもやらなくてもいい手続き」ではなく法律上の義務です。 この記事では、入国後に何を・どの順番でやるべきかを、法務部・国民健康保険公団・国家法令情報センターの一次情報をもとに整理しました。

※ 本記事の円換算は「1,000ウォン ≒ 100円」の保守的な概算です。実際の為替レートは変動します。 ※ 手数料・保険料・許可時間などは改定されるため、手続きの前に必ず各機関の公式情報で最新を確認してください。 ※ 銀行口座・携帯契約の細目は銀行・事業者ごとに異なるため「目安」として記載しています。

1. まず結論 — 入国後にやることと順序

先に全体像です。多くの手続きが外国人登録証(외국인등록증)を前提にするため、 入国後はまず外国人登録を最優先に進めます。住まいを契約したら、保証金を守る手続き(体留地変更申告・確定日付)も同時に済ませるのが安全です。

① 住まいの確保 + 体留地変更申告・確定日付

期限・タイミング
入居・引っ越し後すぐ(申告は転入日から15日以内)
必要なもの・メモ
賃貸借契約書・パスポート(外国人登録後は外国人登録証)。保証金保護のため最優先級

② 外国人登録(외국인등록)

期限・タイミング
入国日から90日以内(義務)
必要なもの・メモ
HiKorea(하이코리아)で訪問予約 → 管轄官署で申請。手数料・写真・在留資格別書類が必要

③ 外国人登録証の受領

期限・タイミング
申請から数週間(処理日数は時期・官署で変動)
必要なもの・メモ
即日交付ではなく後日受領。これ以降に下記④⑤がスムーズになる

④ 銀行口座の開設・正式な携帯契約

期限・タイミング
外国人登録証の受領後
必要なもの・メモ
外国人登録証+開設目的の証明(在学証明書など)が一般的(目安・要確認)

⑤ 国民健康保険(국민건강보험)

期限・タイミング
在留資格に応じて自動加入
必要なもの・メモ
手続き不要で加入扱い。保険料の納付義務が生じる(後述)

多くの手続きが外国人登録証を前提とするため、入国後はまず外国人登録を最優先に。

日本と違うポイント

「入国したら役所で手続き」の中身が日本と違う

日本では転入届を出す感覚ですが、韓国の留学生は外国人登録(義務)・健康保険の自動&義務加入・体留地変更申告(転入届の代替)という、 日本にない/形の違う手続きを踏みます。しかも銀行口座や正式な携帯契約は外国人登録証が出てからでないと進みにくいため、順番を間違えると生活の立ち上げが大きく遅れます。

»出典 — HiKorea(法務部 出入国・外国人政策本部)外国人登録案内 / Study in Korea(韓国政府運営)

2. 外国人登録(외국인등록)★日本と違う

日本と違うポイント

90日を超える滞在は「登録」が義務

出入国管理法により、90日を超えて滞在する外国人(留学のD-2・語学研修のD-4を含む)は、入国日から90日以内に外国人登録(외국인등록)を行う義務があります。日本にはない手続きで、 登録を怠ると法令違反になります。在留資格変更許可を受けた場合は、その許可時に登録が必要です。

外国人登録をすると、韓国での身分証にあたる外国人登録証(외국인등록증)が交付されます。 これは銀行口座の開設、正式な携帯契約、各種行政手続きの前提になる、留学生活でいちばん大事なカードです。 手続きは、事前にHiKorea(하이코리아)サイトで管轄官署への訪問予約をしてから窓口に出向くのが基本です(予約なしの当日受付は難しいことが多い)。

対象

内容
90日超滞在の外国人(D-2・D-4 等)
メモ
語学研修(D-4-1)など長期滞在ビザも対象

期限

内容
入国日から90日以内
メモ
在留資格変更許可時はその許可時に登録

申請の流れ

内容
HiKoreaで訪問予約 → 管轄の出入国・外国人官署で申請
メモ
会員登録または非会員認証で予約

発給手数料

内容
35,000ウォン(約3,500円)
メモ
2025年1月1日にICチップ内蔵化で30,000→35,000ウォンへ改定(2026年時点)。現金納付のみとの案内。申請前に公式で要確認

基本の提出書類

内容
申請書・パスポート・カラー写真1枚(3.5×4.5cm)・在留資格別の添付書類
メモ
在学証明書・標準入学許可書・残高証明など追加書類が必要なことあり

登録証の受領まで

内容
申請から数週間(処理日数は時期・官署で変動)[確認必要]
メモ
即日交付ではない。混雑期はさらに長くなることも

2026年時点で確認できる公式案内に基づく。手数料は2025年1月1日改定後の額。処理期間・必要書類は時期や官署で変わりうるため、申請前に管轄官署とHiKoreaで必ず最新を確認。

注意したいのは、登録証は即日では出ないこと。 受領まで申請から数週間かかることがあり、混雑期はさらに延びることがあります(処理日数は時期・官署で変動するため要確認)[確認必要]。 銀行口座や携帯契約はこの登録証が前提になるため、入国したらまず予約・申請を急ぐのが、生活の立ち上げを早めるコツです。 なお発給手数料は2025年1月1日にICチップ内蔵化で30,000ウォンから35,000ウォン(約3,500円)に改定されています(2026年時点・現金納付のみとの案内。改定されうるため申請前に公式で確認)。

»出典 — HiKorea 外国人登録案内(提出書類・訪問予約) / 出入国・外国人政策本部(immigration.go.kr)外国人登録証 発給手数料引上げ案内(2025年1月1日〜)

D-2/D-4ビザの取り方(STEP 4) — 在留資格と申請の流れ

3. 国民健康保険(국민건강보험)★日本と違う

日本と違うポイント

加入は「選択」ではなく義務・自動

韓国では、一定期間以上滞在する外国人留学生は国民健康保険(국민건강보험)に義務的・自動的に地域加入者として加入します。日本のような任意加入ではなく、本人の意思に関わらず加入し、 保険料の納付義務が生じる点が大きく違います。脱退は選べないため、最初から毎月の固定費として予算に入れておく必要があります。

いつから保険関係が始まるかは在留資格で異なります。 留学(D-2)は入国日(初回入国時は外国人登録日)に自動加入、語学研修などの一般研修(D-4一般)は 入国日から6か月経過した日に自動加入します。自分の在留資格でどちらに当たるかを確認しておきましょう。

加入の性格

内容
義務・自動(地域加入者)
メモ
脱退は選べない。手続き不要で加入扱い

加入の起点(D-2)

内容
入国日(初回入国時は外国人登録日)
メモ
留学(D-2)・初中高生(D-4の一部)はここから

加入の起点(D-4一般)

内容
入国日から6か月経過した日
メモ
語学研修などの一般研修

2026年度の月額保険料

内容
79,320ウォン(約7,900円)
メモ
NHIS公団の2026年地域加入者の最低保険料水準。毎年改定(2026年度基準)

留学生の主な資格の軽減

内容
保険料の50%軽減(留学D-2・一般研修D-4 とも)[確認必要]
メモ
対象資格・率は時期で変わりうる。実額・最新の対象はNHIS公団に確認

納付期限・方法

内容
毎月25日まで / 自動振替・仮想口座・銀行・ATM・コンビニ等
メモ
自動振替設定が安全

2026年度基準(NHIS公団案内に基づく大学公示)。保険料・軽減の対象資格や率は改定・時期差があるため、自分の資格での実額・最新の対象は公団で要確認。

軽減について補足すると、留学(D-2)だけでなく一般研修(D-4)も保険料の50%軽減の対象として案内されています(2026年時点)。 つまり留学生が通常該当する主な在留資格はいずれも50%軽減が見込めますが、対象資格や率は時期で変わりうるため、自分の資格での実額はNHIS公団で必ず確認してください。

保険料は毎月25日までに納付します。 納付は自動振替・仮想口座・銀行・ATM・コンビニなどから可能で、うっかり払い忘れを防ぐには自動振替の設定が安全です。 未納が続くと保険給付の制限や、在留資格の更新時に不利になりうるため注意してください。加入後は、韓国の病院を日本の保険診療と同じ感覚で利用できるようになります。

»出典 — 国民健康保険公団(NHIS)外国人地域加入者 保険料案内 / 2026年外国人留学生 健康保険料変更案内(NHIS公団案内に基づく大学公示)

留学にかかる費用(STEP 1) — 健康保険料も含めた年間目安

4. 銀行口座の開設

家賃・公共料金・健康保険料の自動振替、アルバイト代の受け取りなど、生活のあらゆる場面で韓国の銀行口座が必要になります。 口座開設には、長期ビザに加えて外国人登録証(외국인등록증)の提示と、 開設目的の証明(在学証明書・賃貸借契約書など)が必要になるのが一般的です。

※ 必要書類・条件は銀行や支店によって異なります。以下は一般的な流れの「目安」で、一次公式の統一規定ではありません。 実際に利用する銀行で必ず確認してください。具体的な相場や最新の運用は記事末尾のQ&Aからも質問できます。

① 外国人登録証を取得

用意するもの(一般的な目安)
外国人登録証(외국인등록증)
メモ
登録証の交付前は口座開設が難しいことが多い

② 開設目的を証明

用意するもの(一般的な目安)
在学証明書・賃貸借契約書 など
メモ
銀行・支店により求められる書類が異なる

③ 窓口で申込

用意するもの(一般的な目安)
パスポート・連絡先(韓国の携帯番号があると安心)
メモ
外国人対応のある支店だと手続きが進みやすい

一般的な手順の目安(2026年時点)。銀行ごとに条件が異なるため、断定はせず利用先で確認を。

ポイントは、外国人登録証がないと口座開設が難しいこと。 だからこそ入国後はまず外国人登録を急ぐ、という順番になります。健康保険料の納付や家賃の自動振替を考えると、 登録証が出たら早めに口座を作っておくと、その後の生活がぐっと楽になります。なお必要書類・条件は銀行や支店で異なるため、ここでの記載は「目安」です。具体的な相場や最新の運用は記事末尾のQ&Aから現地メンバーに直接聞けます。

5. 携帯電話(SIM)

韓国では各種予約・本人確認・配達・決済アプリに携帯番号が深く結びついており、生活の立ち上げに携帯はほぼ必須です。 一般的には、まず空港等でプリペイドSIMを使い、外国人登録証の取得後に正式契約へ移行する流れになります。 正式な携帯契約(後払い・分割)は外国人登録証の提示を求められることが多いためです。

プリペイドSIM(先払い)

外国人登録証
登録証なしでも可のことが多い
向いている人・メモ
入国直後のつなぎに。空港カウンター等で入手しやすい

格安SIM(알뜰폰)

外国人登録証
正式契約時に必要なことが多い
向いている人・メモ
大手回線を使いつつ割安。短期・契約フリーの商品もあり留学生向き

大手キャリア(後払い・分割)

外国人登録証
必要なことが多い
向いている人・メモ
口座やクレジット情報を求められる場合あり。条件は事業者差

契約条件・必要書類は事業者により異なるため「目安」。最新は各事業者で確認を。

留学生に人気なのは格安SIM(알뜰폰)。大手回線を借りているので通信品質は大きく変わらず、 月額を抑えられます。ただし契約条件・必要書類は事業者ごとに違うため、これも「目安」として扱い、申込先で確認してください。 「いまどの事業者・プランが留学生に得か」という生きた情報は、記事末尾のQ&Aから現地メンバーに直接聞けます。

6. 定着の逆算タイムライン

入国してからの動き方を時系列で整理します。住まいの契約時には、保証金を守る手続き (体留地変更申告・確定日付)を同時に済ませるのが安全です。

入国〜1週間

やること
住まいの確保 / プリペイドSIMで連絡手段を確保
メモ
寮なら手続きは大学案内に従う

引っ越し後すぐ(転入日から15日以内)

やること
体留地変更申告(체류지 변경신고)+ 確定日付(확정일자)
メモ
保証金保護に直結。外国人は転入届の代替。申告は無料・確定日付は少額

入国後できるだけ早く(90日以内厳守)

やること
HiKoreaで予約 → 外国人登録の申請
メモ
登録証受領まで数週間かかることがあるので早いほどよい

登録証の受領後

やること
銀行口座の開設 → 正式な携帯契約(格安SIM等)
メモ
自動振替の設定もここで

在留資格に応じて自動

やること
国民健康保険に加入・保険料の納付開始
メモ
D-2は入国/登録時、D-4一般は入国6か月後

標準的な定着の流れ(目安)。各手続きの最新要件は必ず公式で確認を。

日本と違うポイント

保証金を守る手続き — 転入届の代わりの「体留地変更申告」と確定日付

韓国の賃貸は伝貰(チョンセ/전세)・月貰(ウォルセ/월세)とも、入居時に保証金(보증금)を預ける構造で、 日本のような礼金・更新料は一般にありません。その保証金を法的に守る鍵が対抗力(대항력)と優先弁済権(우선변제권)です。 住宅賃貸借保護法では「住宅の引渡し+住民登録(転入届)」で対抗力が生じ、その翌日午前0時から有効になります。 外国人留学生は、住民登録・転入届(전입신고)の代わりに外国人登録+体留地変更申告(체류지 변경신고)を行い、これが転入届を代替します (出入国管理法第88条の2)。体留地変更申告は転入日から15日以内・無料が義務で、 怠ると100万ウォン以下の罰金です(同法第36条)。さらに賃貸借契約書に確定日付(확정일자)を受けると優先弁済権が完成し、住宅が競売・公売された際に後順位より優先して保証金を回収できます。 確定日付は洞住民センター・登記所・公証人・オンライン(인터넷등기소)で受けられ、手数料は窓口600ウォン・オンライン500ウォン程度(約50〜60円)とされます(2026年時点・少額、改定されうるため要確認)[確認必要]。

保証金詐欺への備えとして、伝貰保証金返還保証(전세보증금반환보증/HUG)などの制度もありますが、外国人の利用可否・条件は商品により異なり、保証料の支援(地方自治体の補助)では 外国人が対象外のことがあります[確認必要]。加入を検討する場合は契約前にHUG(住宅都市保証公社)で直接確認してください。

»出典 — 찾기쉬운 생활법령정보(易しい生活法令情報)住宅賃貸借 — 保証金の保護 / 出入国管理法 第36条(体留地変更の申告)国家法令情報センター / 外国人体留地変更申告 民願案内(政府24) / 住宅都市保証公社(HUG)伝貰保証金返還保証 商品案内

家探し完全ガイド(STEP 6) — 寮・ワンルーム・コシウォン・チョンセ/ウォルセ留学生アルバイト完全ガイド(STEP 7) — 時間制就業許可

7. よくある質問

Q. 外国人登録はいつまでにやればいい?

入国日から90日以内が義務です(出入国管理法)。ただし外国人登録証の受領まで申請から数週間かかることがあり(処理日数は時期・官署で変動)、 銀行口座や正式な携帯契約はこの登録証が前提になることが多いため、入国後はできるだけ早くHiKorea(하이코리아)で訪問予約をして申請するのが安全です。

Q. 留学生でも健康保険に入らないといけない?

入ります。日本のような任意ではなく、外国人留学生は国民健康保険(국민건강보험)に義務的・自動的に加入します。 2026年度の地域加入者の月額保険料は79,320ウォン(約7,900円)が基準で、留学(D-2)・一般研修(D-4)など留学生の主な在留資格はいずれも保険料の50%軽減が案内されています(対象資格・率は時期で変わりうるためNHIS公団で要確認)。 脱退は選べないため、最初から毎月の固定費として予算に入れてください。

Q. 外国人登録証がないと銀行口座や携帯は作れない?

正式な銀行口座開設や後払いの携帯契約は、外国人登録証(외국인등록증)の提示を前提とすることが多いです。 そのため登録証が出るまでは、空港等のプリペイドSIMでしのぎ、登録証の受領後に格安SIM(알뜰폰)や口座開設に進むのが一般的な流れです。 必要書類や条件は銀行・通信事業者ごとに異なるため、利用先で必ず確認してください(目安)。

Q. 引っ越したら保証金を守るために何をする?

外国人留学生は、日本人がする転入届(전입신고)の代わりに体留地変更申告(체류지 변경신고)を転入日から15日以内に行います (出入国管理法第36条、無料)。これが住民登録・転入届を代替し、住宅の引渡しと合わせて対抗力(대항력)が生じます。 さらに賃貸借契約書に確定日付(확정일자)を受けると優先弁済権(우선변제권)が完成し、万一のときに後順位より優先して保証金を回収できます。

韓国留学のステップを最初から(STEP 0) — 留学タイプの選び方

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出典一覧(一次情報)

本記事は2026年6月時点の公式公開情報に基づいて作成しています。手数料・保険料・許可時間などの数値や、銀行・通信の実務は改定・事業者差があるため、 手続きや契約の前に必ず各機関の最新の公式情報を確認してください。銀行口座・携帯契約の必要書類や条件は一次の統一規定がなく、本文では「目安」として記載しています(実際の条件は利用先で確認)。

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